多くの患者さんは「酢っぱいもの、例えば柑橘類を食べたあとに痛みが増強する」とおっしゃいます。
これは尿が酸性となってしまうためです。
コーヒーやカフェインの多い飲み物、アルコール類、その他わさびや唐辛子、コショウ等の辛いもの(香辛料)など刺激の強いものなども痛みに良くないと言われておりますが、大事なことは
- 多く食べ過ぎることなくバランスよくとる事
- 注意して食べてみて、痛みがひどくなっていないか、あとで振り返る事
です。
また、これらを食べ、もしも心配ならば重層水を飲んで中和しましょう。
(ただし、重層はナトリウム含有量が多いため、心臓病や高血圧症を合併している方は、炭酸カルシュウムの内服にします。)
しかし、治療の効果があるときなど、痛みの落ち着いている場合にあまり神経質になり過ぎると、栄養の偏りを招いてしまい逆効果になります。
便秘などを引き起こしてしまいますと症状を悪化させてしまいますので、日常から繊維質の多い食べ物を摂取して下さい。
前述したように、厳しい食事制限をするのではなく、まずは食べてみてください。
そしてその中で、自分に合った食品を見つけましょう。
日ごろの食生活において、ご注意いただきたい食品をまとめました。
ご参考ください。
症状に影響が少ないもの
- 水
- 牛乳
- バナナ
- ブルーベリー
- メロン
- 梨
- すいか
- ブロッコリー
- キャベツ
- にんじん
- カリフラワー
- セロリ
- きゅうり
- マッシュルーム
- えんどう豆
- ラディッシュ
- かぼちゃ
- ズッキーニ
- 芋
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- ラム肉
- えび
- まぐろ
- 鮭
- 麦
- 米
- 焼き菓子
- ポップコーン
症状に影響が大きいもの
- コーヒー
- 紅茶
- コーラ
- ソーダ
- ビール
- ワイン(赤/白)
- シャンパン
- グレープフルーツおよびグレープフルーツジュース
- レモンおよびジュース
- オレンジおよびオレンジジュース
- パイナップルおよびジュース
- クランベリージュース
- トマト
- とうがらし
- 刺激のあるもの
- チリペッパー
- わさび
- 酢
- グルタミン(味の素など)
- 人工甘味料
- サッカリン
- メキシカン料理
- タイ料理
- インド料理